やきとり大吉で独立開業

大吉呼ぶひと 先輩店主の声

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フードライター嶋渕未花が店主になるまでの3ヶ月間を密着

研修初日

※写真はイメージです

「3ヶ月で誰でも店主になれる」。
その言葉には、ウソもまやかしもなかった。

「私が今日から『大吉』にアルバイトで入り、3ヶ月後に、「はい、じゃ、今日から店主ね」と店を任されても、きっとムリ。
「店主になろうという人は、漫然とバイトとして働く人と気構えが違うからね、吸収の仕方が変わってきますよ」とは、3つの研修店のどの店主の言葉だったか。まさにその通りなのだろう。
そして、ヤル気を漲らせて3ヶ月間、必死で頑張っても、教え方を心得た店主と、『大吉』をまるごと素早く把握させるシステムがなければ、やっぱりムリなんだろうとも思う。
1ヶ月毎に、研修店を変えるのも、大きな意味がある。短期間で様々な客層、多くの経験を得るためなのだとは、Mさんの成長を見ていて分かったことだ。

Mさんの店は、3ヶ月の研修を終える10日前に決まった。いや、正確には、もっと前に決まっており、本部はMさんの研修中に、場所の選定、設営など着々と準備を進めていた。
『大吉』は、本部が物件を探し、店舗設営一切を行う。Mさんは、奥さんとともに家財道具のみを持って引っ越してくれば、看板も、食器類も、メニューも、細かい什器類まですべて整っていて、その日から開店できるのだ。だから、開店準備に日数は掛からない。研修を終えたら、すぐに開店できる。合理的で無駄がない。
L字カウンターとテーブル2つの20席。これがMさんが治めるお城だ。
「初めて来た町だけど、ここに腰を据えて夫婦でがんばります」とMさんは晴れやかな笑顔を見せてくれた。さて、彼は何年で目標の1千万円の貯金を達成するのだろう。
もしかしたら、数店舗を経営するオーナーに成長するかもしれない。

ほんの数ヶ月前まで、まるで経験のなかった人の可能性が、ここまで広がるとは、やっぱり魔法のようだ。
いや、やっぱり魔法ではない。現実に、たった3ヶ月の研修で店主になるために、Mさんを支える大きな力があることも私は知った。
例えば、開店前に友人知人を客に見立てて練習するプレオープンは、どこでもよくやるが、練習相手が同業のプロばかりで、しかも先輩として真剣にダメ出ししてくれるのは、全国800店舗を展開する『大吉』だからできること。
開店後も、「近くの『大吉』のマスターが、様子を見に(開店から20日の間に)もう3回も来てくれた」とMさんから聞いた。仕入れの量など、分からなくてアドバイスをもらっているらしい。
この仲間意識も『大吉』ならではだろう。
そもそも、焼鳥屋で最もな大事なものの1つ「タレ」が、仲間意識の賜物なのだ。
Mさんが、自分の店で使っている焼き鳥のタレ。これは、研修先の3つの店のタレを少しずつ分けてもらったものに、新しいタレを加えたものだ。これがMさんの店の味のベースになっていく。
研修先の3つの店も、それぞれが開店前に3つの研修店から分けてもらったタレを使っている。その3つの店も、それぞれが3つの研修先から受け継いだタレで…。そう考えれば、『大吉』は全ての店が繋がっているわけだ。その想いがあるから、先輩店主たちも、新たな仲間を真剣に思いやり、励まし、叱ってもくれるのかもしれない。
店主となれば、隣に先輩も上司もいない。何でも自分で決めなければならない。けれど、いざとなったら相談できる、助けてもくれる先輩や本部という仲間がいることは、どれほど有り難く、力強い心の支えになることだろう。
そんな仲間の助けがあるからこそ、3ヶ月という驚異的な短期間で“店主”になれるのだ。
Mさんは一国一城の主となったが、孤独な王ではない。800の王国が手を携え合う連合国の一員に迎え入れられたのだ。だから、三日天下じゃなく、きっと長続きできる。

普通なら、経験のない素人が3ヶ月で店主になるなんてあり得ない。
経験もない、資金もない、ノウハウもない、助けもなければ不可能だ。
その不可能を可能にしたのは、37年間のノウハウを凝縮したエッセンスを3ヶ月で伝える方法を練りに練り、考え尽くした、普通ではない“システム”。

3ヶ月3店舗での研修。受け入れ店主の教え方の巧みさ。本部、研修店主同士の連携。店舗作り。プレオープンからオープンへの流れ。開店後のフォローまで。すべてが驚くほど、きちんとシステマティックに整えられている。
大吉本部の正式名は『ダイキチ・システム』。なるほど、システムを作る会社なのだと深く納得。このシステムに則れば、3ヶ月で一国一城の主になれる。私はこの目で確かに見た。飲食未経験のMさんが、3ヶ月後に立派な店主になっている姿を。

※記載内容は取材当時の情報を元に作成しております

開店

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