やきとり大吉で独立開業

大吉呼ぶひと 先輩店主の声

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フードライター嶋渕未花が店主になるまでの3ヶ月間を密着

開店!

※写真はイメージです

1月20日
開店1週間目のお店にMさんを訪ねた。

「いらっしゃいませ!」
これまで聞いたことがないほど、張りのある声で迎えてくれたMさん。カウンターの中に立つ姿は、すっかり立派な店主だ。
3ヶ月で店主になれる。本当だったんだ。感慨にふける私にMさんは、
「でも、プレ・オープンのときは、肉が新品の網にくっついてパニックになりました。たくさん焦がして悲惨でした。先輩方に叱られて」と頭をかく。
最後の練習として開店前に、近隣の『大吉』店主と本部の人で店を満員にした状態を作ってくれるのだそうだ。客が全員本職だから大変だが、本番前の肩慣らしとしては、これ以上ない機会。たくさんの貴重なアドバイスをもらって、いよいよオープンを迎えるのだ。
開店初日は、身内で埋まったのかと思いきや、近所の方が続々といらしたそう。
「めちゃくちゃ来てくれて。町に歓迎されている感じがして嬉しかったです」。
この1週間で、失敗はしてない?と何だか親戚のオバサンみたいに心配する私に、
「注文をタレと塩を間違えたりはしましたね。でも、きちんと謝ったら、そのお客さん、
『また来るね』って帰られて、本当に3日後に来てくれたんです」。
仕入れの手配なども、いきなり自分でしなければないが…。
「酒屋、鶏肉屋など、仕入れ先の休みがいつで、どれだけ発注するべきかの段取りがまだ掴めなくて大変です」。けれど、そこは鶏肉屋さんが1日分頼んだら、「うち明日休みやで、2日分要るんちゃう?」とアドバイスをくれたりするらしい。
「人見知りだから」と不安そうだった奥さんも、1週間の研修を受けて、ちゃんとニコニコ笑顔で接客している。生ビールを注ぐ手つきは、まだちょっとたどたどしいけれど、お客さんがみんな若い夫婦を応援してくれているよう。きっと2人の一生懸命さが伝わるからだろう。
カウンターに陣取った客が「いい手際してるねー」と、Mさんを褒めているのも目撃。私の方が舞い上がってしまう。
店主になった気分はいかが?と訊ねたら、Mさん。
「夜は3時頃にやっと寝て、朝は9時には仕込みを始めないと、まだ間に合わなくて。思ったより大変だけど。やっぱり、気分いいですね!」
この3ヶ月、追いかけ続けてきて初めて目にする、誇らしげな顔。焼きに集中しているときは真剣な表情だが、「ビールおかわり!」と掛かった声に上げた顔には、満面の笑みが。
「はい!生ビール1丁!」。
本当に、店主になったんだなぁ。おめでとうMさん!夢が叶ったね。
「はい!次は、3年で1千万貯める目標に向かって頑張ります」。
うん、できるよ、きっと。あんなに懐疑的で不安がってた私なのに、3ヶ月で、すっかり宗旨替え。きっと、できるんだって分かりました。お見それしました。

※記載内容は取材当時の情報を元に作成しております

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